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環境で再生する水俣から学ぶ

市民・行政・企業の環境取り組み

エコタウン見学プログラム

水俣市は、1992年に全国で初めて「環境モデル都市づくり宣言」を行い、ごみの高度分別(22分別)を行うとともに、水俣市独自のISO環境マネジメントシステムを構築して環境ISOを小・中学校や家庭等で広めるなど、官民協働で様々な環境政策に取り組んでいます。また、リサイクル・リユースを進める企業が立地して「みなまたエコタウン」を形成しており、水俣市外地域の資源循環と同時に温室効果ガス削減の一翼も担っています。 これらの活動が評価され、2008年に国の「環境モデル都市」に認定され、2010年には全国で初めて「日本の環境首都」の称号を獲得しました。 こうした結果は、高い意識で多くの環境施策に関わってきた官民協働の活動と努力の積み重ねが、水俣市全体の力となり評価されたものです。

市民・行政・企業の環境取り組み

01

ごみ分別から資源を考える

水俣では、市民が自分の手で22種類の資源ごみ分別を行い、中学生はお手伝いをしています。実際に水俣市民が行っている分別を体験して気づきを得ます。

◆施設:水俣市環境クリーンセンター

◆場所:水俣市築地

◆受入人数:1名~20名

◆体験時間:1時間

◆休日: 土日・祝日・年末年始

02

環境クリーンセンターを訪ねる

水俣市が実施する資源ごみや燃やすごみの収集選別場所です。段ボールや新聞紙、アルミ缶やスチール缶、その他資源ごみが処理される工程を見学します。燃やすごみの焼却炉も見学できます。

◆施設:水俣市環境クリーンセンター

◆場所:水俣市築地

◆受入人数:1名~20名

◆体験時間:1時間~1時間30分

◆休日: 土日・祝日・年末年始

03

市民のごみ分別から学ぶ

水俣市内には約300カ所のごみステーションがあります。

それぞれの地区で20種類の資源ごみ分別に取り組む市民から、お話を聞くことができます。

◆施設&場所:水俣市1区~26区

◆受入人数:1名~20名

◆体験時間:30分~1時間/各地区分別時間にて受入

◆休日: 金・土・年末年始

04

マイマイ運動

水俣市マイマイ運動

マイ箸、マイ水筒を持参し、ごみの出ないお弁当などを食べるなど、ごみゼロ推進活動(通称マイマイ運動)に参加すれば市長名で活動証書の授与を受けることができます。

※審査が必要なため旅行社からの申請はできません。

◆施設:打合せの上決定

◆場所:水俣市内

◆体験時間:15分

05

熊本県環境センター

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展示リニューアル

地球環境・熊本の水・循環型社会など環境問題についてより深い理解と正しい知識を得ることができます。

◆施設:熊本県環境センター

◆場所:水俣市明神町

◆受入人数:1名~200名

◆開館時間:9:00~17:00(入館16:30)

◆休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始

エコタウン見学プログラム

先進的な環境調和型のまちづくり推進を目的としたエコタウンが全国に多数ありますが、水俣は小規模ながら、市民参加型エコタウン事業として、工場案内が実施されています。

◆施設:各工場 ◆場所:水俣市浜松町(⓬のみ水俣市月浦)◆受入人数:1名~(定員は各社異なる)

◆体験時間:40分/9:30~15:15 ◆休日: 土日・祝日・年末年始

06

ガラスびんのリユース工場

水俣市ではガラスビンを種類に分けて収集しています。この工場ではお酒のビンやジャムビンなどリユース可能なものを洗って、出荷しています。また、リユースできないものは破砕して、リサイクルします。道路の舗装材としても使われています。

◆施設:(株)田中商店水俣営業所(エコボ水俣)

07

アスファルトのリサイクル工場

コンクリートとアスファルトは破砕・選別後、コンクリートは路盤材へ、アスファルトは再生アスファルト合材として生まれ変わります。ここでは破砕の様子と、再生アスファルト合材の製造状況が見学できます。

◆施設:(株)水俣アスコン

08

家電のリサイクル工場

冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコンなどが、この工場に集められます。金属やプラスチックなど細かく分けられ、それらを素材として再生産する工場へ提供されます。

◆施設:アクトビーリサイクリング(株)

09

廃オイルのリサイクル工場

産業廃棄物のうち、特に健康や生活環境に悪影響を及ぼす恐れのある廃油や廃アルカリ、汚泥等の油系廃棄物を処理し、無害化します。ここでは、鉱物油系潤滑油を分別収集し、回収した廃油をリサイクルし、燃料油に再生する過程を見学できます。

◆施設:喜楽鉱業(株)

10

生ごみをリサイクルして野菜を作る工場

家庭や事業所から出る生ごみを回収し、乳酸菌を混ぜて臭いを抑えて発酵させ、乾燥して堆肥にしています。その堆肥を使い、工場敷地内のビニールハウスで野菜や果物を栽培し、市場へ出荷しています。

◆施設:(株)環境総合技術センター

11

し尿を肥料にする工場

水俣市、芦北町、津奈木町から収集されたし尿および浄化槽汚泥を微生物処理し、生成した汚泥を脱水乾燥し、肥料としてリサイクルしています。できあがった肥料は有機物やミネラル分が豊富で、特産物のサラダ玉ねぎやみかん栽培などに利用されています。

◆施設:(株)アール・ビー・エス  

◆受入人数:20 名まで

12

廃棄米をプラスチックにする工場

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食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、 飼料としても処理されず、廃棄されてしまうお米をプラスチックへとアップサイクルしています。石油系プラ

スチックの含有量を大幅に下げることができます。

(株)バ イ オ マ ス レ ジ ン 熊 本

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